2015年07月17日
◆運動は頭の働きに良いようです
Runnin' / Dee <3
◆勉強本ではないようなのですが、最近出た作品で『「首から下」で考えなさい』という本がありまして。
こちらの書評を読む限り、運動と脳の働きについて触れられている部分があるようです。
特にブログ執筆者の税理士試験時代の話もあったので、ご紹介しておきます。
◆上記エントリーからの引用。
MATHCOUNTS(数学競技会)は小中学生向けの数学の問題を解く国際的な競技会で、その優勝者の多くは数学と音楽が得意であるという調査結果が出ている。(中略)
2011年にロサンゼルスで開かれたMATHCOUNTS大会の優勝チームは全員が楽器を習っていた。
なぜ、楽器を練習していると数学の技能も発達するのだろうか? それは体をつかっているからである。過去数年間、科学者たちは指を動かす力(音楽家はとくに発達している)と数学を解く能力とのつながりに注目してきた。指と数字は脳の中で、同じ部分の神経細胞を司っている。それは頭頂部にあたり、この部分は指と数に深く関係している。
さらに、エントリーで触れられているのが、電卓を打つ手の話。
当ブログでも、以前こんな記事を書きました。
電卓の左手打ち
ただ、今回の本では、右脳左脳の話はなく、単に「指を使うことが数学の能力向上に役立つ」との記述があったとのこと。
確かに最近では、右脳左脳の役割分担については、以前言われていたほど明確に分かれているわけではなく、お互いが協力し合っている、という説が主力になりつつあります。
◆また、こんな引用もありました。
ここで私たち研究チームが発見したのは、最初は作業記憶が乏しかった人も、適度な運動をしたあとでは正解率が上がっていたということ。この発見に私たちは興奮した。なぜなら、個人差はあるものの、成人したあとも一生、モチベーションがあれば記憶力をさらに発達させられることがわかったからだ。幼児期の子どもたちは脳の前頭前野の部分が十分発達していないため、作業記憶の容量が少ない。シニア世代になると今度は、老化のため作業記憶が減少しはじめる。つまり、幼児期の子どもとシニア世代のための作業記憶をアップさせるエクササイズは、彼らにとても役立つのである。これは、作業記憶(ワーキングメモリ)の向上に、エクササイズが効果があるというお話。
ワーキングメモリに関しては、以前こんな記事を書いております。
◆『脳のワーキングメモリを鍛える』はオススメ!
具体的にどういうエクササイズなのか上記エントリーでは触れられていないのですが、やはり「運動」することは、「脳」に良い影響があるようです。
……本試験まであと1ヶ月ですが、息抜きにテレビやネットをするくらいなら、外に出て、軽く走ってくる方が良さそうですよ!
「首から下」で考えなさい
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