2015年07月12日
◆集中力は90分以上持続する!?
When Young Children "Hate" School / wecometolearn
◆勉強本とはちょっと違うんですが、先日『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』という本を読みました。
基本的にはタイトル通り、「タイムマネジメント」のお話なので、一義的には税理士試験を直前に控えた皆さんにはあまり関係ありません。
ただし、その本に、集中力に関する興味深いお話が載っていたのでご紹介しようかと。
俗に「集中力は90分が限界」と言われていますけど、実際はそうでもない、という結果が出ているのだとか。
◆と言っても、これはこの本の著者が調べたモノではなくて、海外での実験結果から。
集中力に関しては、スタンフォード大学が面白い実験結果を発表しています。「集中力は自分次第でなんとかなる」と教えられた学生と「集中力には限界がある」と教えられた学生に、集中力を要する作業をさせて比較したところ、集中力の持続時間に違いがあったというのです。集中力に対する考え方や信念によって実際の限界が左右されるということです。一般には「集中力が続くのは90分が限界」といわれていますが、一般論こそが私たちの集中力を縮めている可能性もあるのです。ただ、どちらかと言うと、90分も経たないうちに「限界だ〜」となっている人が、一般論で「90分は持つ！」と信じて、頑張っているケースもあるような。
そういう人の場合、「考え方次第」と認識してしまうと、90分より短い時間でギブアップしてしまいそうですね。
ただし、この直前期であれば、アドレナリンも出まくって、いつも以上に集中できるのではないか、と。
みなさんも、「90分たったから休憩を取ろう」と考えずに、自分のコンディションに敏感になってください。本当に集中力が切れたタイミングで休息を取るのです。私自身もそうでしたが、直前期になると、作業効率も集中力も、平常時よりターボがかかっていた記憶があります。
あともう少しですから、自分の限界に挑戦してみてください！
世界トップリーダー1000人が実践する時間術
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