2015年06月08日
◆青ペンで書くと本当に頭がよくなるのか?
Pens / Smabs Sputzer
◆いきつけの書店で最近で良く見かけるのが、相川秀希さんの『頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法』という本。
私はよく知らなかったのですが、テレビで紹介されて話題になったらしいですね。
実際、私も税理士試験の受験生時代は、青ペンを使っていたので、読んでみた次第……。
◆さて、この本を読んで、「青ペンにどんな秘密があるのか?」が分かるのかと思ったのですが、どうもそれは微妙な感じでした。
一応、ある程度「科学的」な視点から見る限り、
●興奮を抑える「鎮静効果」の2点については、納得できたものの、それ以外については正直よく分からず。
●印象に残りやすい「印象効果」
◆ちなみに、テレビでの実験ではこんな結果に。
ふじっち☆ぶろぐ - 青ペンで書くと記憶力がアップする!?
黒のペン、青のペン、赤のペンを使って、アルファベット20文字を1分間でどれだけ記憶できるか?を10人で実験しました。確かに、効果はあるようです。
10人中7人が青ペン、4人が赤ペン、2人が黒ペンを使ったときに、最も覚えられたという結果に。
ただし、その「要因」は、上記記事にもあるように、「青色は、リラックス効果があるので、記憶力を高めるような状況を作ってくれるのではないか」という程度のモノ。
民間療法並みの根拠です。
◆それでも受験生としては、1点でも2点でも点数が高くなるのなら、そちらを選ぶべし!
私が青ペンを使っていたのは、単に「字が汚い」のを、少しでも綺麗に見せるため、つまり本番対策だったのですが、ひょっとしたら、青ペンのおかげで、少しは余計に理論暗記できたのかもしれません。
電卓を変えたり、ペンのタイプを変えると、慣れるまで時間がかかるものですが、インクの色を変えるだけなら、一瞬で対応可能なはず。
もちろん、上記実験でも、赤ペンや黒ペンで覚えた方が点数が良かった人もいるので、一概には言えませんけど、試しに青ペンを使ってみるのも良いと思います。
頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法
Kindle版も出ています。
頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法 (中経出版)
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