2015年05月28日
◆目次は記憶術で丸暗記するといい、というお話

Day 275: Table of Contents and Toes / quinn.anya
◆最近出た勉強本で、『暗記が苦手な人の3ステップ記憶勉強術』という書籍があります。
著者は、大昔に「高速大量回転法」をご紹介した、宇都出雅巳さん。
こちらに、類書ではあまり見ない指摘があったので、それをご紹介してみます。
曰く「目次は記憶術で丸暗記するといい」ということなのですが、その真意は?
◆まず前提として、目次項目だけは、何が何でも覚える必要があります。
どのレベルまで細かく覚えるかは、受ける科目やテキスト等によって違うものの、「4ページに1つ」くらいは覚えている項目があるのが理想との事。
さらに、その目次項目を「足場」にして、テキストの内容を覚えていくわけです。
そして、目次項目を覚えるのに用いるのが、「場所法」等の「記憶術」。
記憶術 - Wikipedia
◆このことに関して、著者の宇都出さんは、このように言われています。
目次項目であれば、数は一気に絞り込むことができます。そして、理解すれば意味あるものになりますが、最初、勉強しはじめるときにはチンプンカンプンで無意味にしか見えないものです。つまり、そもそもこうした目次項目自体が、勉強初心者にとっては「無意味」なため、理解を必要としない「記憶術」が活用できるわけです。
だからこそ、記憶術を使うタイミングが重要です。多くの記憶術本ではある程度、理解が進んだ段階で、試験本番に備えるために記憶術を使うというのが一般的です。しかし、「目次イメージ記憶法」は、理解する前、テキストや問題集を買ってきたその日など、できるだけ早い段階で記憶することを勧めているのです。
これは指摘されて、確かにそうだな、と。
もちろん、目次項目を覚えるだけではダメですから、その後の勉強法については、この本をご参考にして頂きたく。
アマゾンでは、過去の著作との重複について指摘されていますが、逆にそれらをお読みでないなら、本書をまず買われると良いかと思います。

暗記が苦手な人の3ステップ記憶勉強術
人気blogランキングへ
