2014年09月18日
◆解けるはずの問題が解けない場合、どうするか?
study. / Bill Selak
◆先日購入した『一発合格者が磨いている「超効率」勉強力』という本に、なかなか興味深いお話があったのでご紹介しておきます。
それは「万が一、本試験で解けるはずの問題が解けず、それが気になり他の問題まで気が回らなくなる状態になったらどうするか?」というもの。
考えたくもないですが、まさかのために押さえておきたいTIPSだな、と。
この本の著者の横溝先生は、このような状態を「絶望のメリーゴーラウンド」と命名。
実際に大学受験のセンター試験でそうなったことがあるのだそう。
その「解けるはず問題」に固執してしまい、次の問題を読んでいても、その問題が気になって仕方がないという最悪の状態に陥ってしまいました。……これはヒドイ。
その問題に戻ってみてもやはり解けない……。「なんでわからないんだ!」「何やってんだ!」「いい加減にしろ!」と、自分を責める言葉が頭の中をグルグル回るばかり。結局、他の問題も中途半端になり、散々な結果に終わりました。
◆そこでどうすべきか?
「絶望のメリーゴーラウンド」が目の前に現れたら、まず目をつぶります。本試験の一刻を争う時に、目をつぶってこのルーティンをやるのは結構難しそうな気がしないでもなく。
そして、「この問題はわからない。でも、他にわかる問題があるはずだ。だから大丈夫」と自分に言い聞かせます。これも切り替えるためのルーティンです。
そして、目を開けて、わからない問題以外の問題に移っていく。そのときには、「他のわかりそうな問題を解いたら、解けるはずのあの問題に戻ろう。そしたらきっと解くことができる。だって、解けるはずなんだから」と、自分の中で約束をしておきます。
それにより、他の問題を解いているときに、「解けるはずの問題」が気になって、集中できないという状態に陥ることを防ぐことができます。
◆ただ、結局、焦って他の問題やその問題を解こうとしても、やはり「グルグル回り続け」て、解けないことになる可能性も高いです。
私自身はこんな経験はないものの、横溝先生は資格試験の専門学校で講師をされている方ですから、おそらく生徒さんに実践させて効果があったのではないか、と。
●目をつぶる
●他の問題があるから大丈夫、と言い聞かせる
●後で解こう、と自分の中で約束する
これだけ万が一に備えて覚えておいて頂ければ良いと思います。
一発合格者が磨いている「超効率」勉強力(フォレスト2545新書) (Forest2545Shinsyo 105)
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