2013年09月04日
◆3段階の復習で記憶しよう
Study / JSmith Photo
◆今日は、先日読んだ本に、復習のタイミングについて書かれていたのでご紹介します。
タイトルは『つねに結果を出す人の「勉強脳」のつくり方』。
半年以上前の本ですが、なかなか濃い内容でした。
◆税理士試験の専門学校ですと、授業時間は違いますが、本書はこう言います。
中・高校の45分授業を基準にするならば、45分勉強して、5分復習し、10分休憩しよう。45分の勉強後、5分間だけでも勉強した部分に目を通そう。言葉通りに「目を通す」。これが第1段階の復習だ。いずれにせよ、大事なのは「勉強後に5分間復習する」こと。
これは類書の多くに言われていることですね。
例えば、こちらの本ですとか。
最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
◆次に第2段階。
復習の第2段階は、就寝前に行なう。その日勉強したもの全体に目を通し、うまく記憶できていない部分には線を引いておく。その日いくら勉強したとしても、30分もあれば十分復習できるはずだ。就寝前の復習が有効なことは、これまた当ブログでも何度か申し上げてきたこと。
これによって、記憶した情報が整理され、脳に定着する、と言われていますし。
◆そして第3段階。
第3段階は1週間後に行なう。先週勉強した内容をもう一度確認するのだが、これは記憶の干渉を牽制するための方法だ。新しく入ってきた情報が、以前に覚えた記憶の再生を邪魔するので、「1週前に勉強した内容」を1週間後のタイミングでまた引っ張ってくるのだ。これは1週間がベストなのか、10日なのかはたまた5日なのか迷うところではあります。
ただ、いずれにせよ、「短時間でもいいから目を通す」のが重要である、とのこと。
これから勉強を始める方も、すでに試験勉強を開始されている方も、一度試してみて頂きたいと思います。
◆なお、この本は、アマゾンでは賛否両論(?)な状態ですが、個人的には「アタリ」ではないかと。
他にも役立ちそうな情報がありましたので、中古で結構ですからチェックしてみてください。
つねに結果を出す人の「勉強脳」のつくり方
プロローグ 武器としての脳科学人気blogランキングへ
第1章 大人になってからの勉強が本物だ
第2章 脳科学が教える勉強脳のつくり方
第3章 科学的に自分を変える潜在意識活用法
第4章 勉強テクニシャンの8つの必殺技
第5章 不況に動じない「創材」へと生まれ変われ
エピローグ 貧困な脳vs裕福な脳