2012年01月02日
◆池谷裕二さんの名著が文庫本になって復活!
◆数々の「脳」に関する本で知られる池谷裕二さん。
その池谷さんが、以前、高校生向けに出された『最新脳科学が教える 高校生の勉強法』という勉強本がありました。
内容的には非常に優れているものの、当ブログはあくまで「税理士試験向け」なので、ご紹介を差し控えていたところ、今般、文庫化に伴い内容が一部改訂され、『受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法』として出版された模様。
これは税理士試験受験生としても「マスト」ではないかと。
◆そもそも、『最新脳科学が教える 高校生の勉強法』が出たのは、2002年3月。
今から約10年前です。
その間、脳科学においても、新たな発見や研究が行われ、池谷さんもこの本を執筆していた当時と、異なる見解をもたれる点も出てきたそう。
つまり、前著を持っている方にとっては「むしろ買っておくべき」ということになります(すいません、手元に前著がないので具体的な比較ができないんですが)。
◆また、「脳科学」や「脳」をうたった勉強本は非常に多いのですが、エビデンス(科学的根拠)を付して論じている本は意外と少ないもの。
その点本書は、しっかりエビデンスもありますし、書かれている内容は「現時点で最も正しい」と思われます。
「睡眠の必要性」や「学習の転移」等、税理士試験の受験生にとって、知っておきたいポイントも多々。
特に理論を暗記して、保持し、それを思い出す、という一連の行為にためになるお話がいくつもありました。
◆個人的には、「暗記は、朝型より夜型が効率的」というのが響きました。
よく勉強するためには「朝型」が薦められますが、こと「暗記」に関してはむしろ「夜型」の方が優れている、と。
これは、覚えたら忘れないうちにいったん寝ることがプラスに働いているようなので、皆さまにおかれましては、勉強時間の配分を調整して、寝る前に理論暗記を行って頂きたく。
その他にもためになる勉強のハックスが満載です!
受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)
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foxxyfoxxx at 10:00│Comments(1)│池谷裕二
││
この記事へのコメント
1. Posted by かお 2012年03月19日 09:24
興味があったので購入いたしました。
まだ最初しか読んでおりませんが参考になる内容のようです。
まだ最初しか読んでおりませんが参考になる内容のようです。