2010年03月25日
◆「実力がワンランクアップするヒント集」
◆今日も齋藤 孝先生のスゴ本、「地アタマを鍛える知的勉強法」からお送りします。
前回の記事:地アタマを鍛える知的勉強法
この本の第4章は、タイトルにもある「実力がワンランクアップするヒント集」なのですが、これがまた、かなり濃厚な内容で、税理士試験の受験生の方にも得るところが大だと思います。
◆さてそのヒント集ですが、全部で43個。
それぞれ納得できるものばかりなので、その中からいくつか厳選してご紹介してみます。
●「場所ごと記憶」する
◆税理士試験で言うなら、個別理論の暗記に使えそう。基本書にもれなく必要情報を集積させたら、今度はこれに書かれた内容を、場所ごと記憶します。ページのどのあたりに何が書かれていたか、例えば右下には注釈があった、左上に図があったといった具合に、写真を撮るように記憶すると、体系的に覚えられます。
私の場合は、複数回出てくる単語・フレーズに同じ色のマーキングをして、場所ごと覚えていました。
まさにこのやり方と同じです。
●まず「簡単な問題から」始めよう
◆これは勉強するときのお話ですが、試験も同様ですね。いきなり難しい問題から入らず、簡単な問題から始めるほうが効率的。深く考えずにできる作業が多いほど、意識を自動化して自分を慣らすことができます。
いずれにせよ、簡単な問題である程度頭を慣らしてておくと、より効率的に頭が回転するようです。
●「質的変化」の瞬間をつかむ
このお話は、以前当ブログでも言及したことがありました。勉強の量をこなすと、ある時、「質的変化」が起こるポイントがあります。これを量質転化といいます。その時に、その教科の能力がぐっと高まり、そこから能力は落ちません。
最初から質だけ求めても、はじめのうちは質の高さがつかめないものなので、とにかく量をたくさんこなすことが重要です。
「ある日突然爆発?」その2(「べき乗効果」その4)
「ある日突然爆発?」(「べき乗効果」その3)
「学習の転移」その2(「べき乗効果」その2)
「学習の転移」(「べき乗効果」その1)
とにかく、ある程度「量」を求めないと、「質」が伴わないということ。
皆さんは、専門学校で与えられた教材を指示通りこなせば、量はクリアできるハズですから、本試験まで頑張ってください!
◆他にも役立つヒントが満載のこの本は、個人的には税理士試験の受験生にはオススメだと思います。
もちろん、キチンと税理士試験の勉強する方が大事ですが(笑)。
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