2009年09月25日
◆勉強を続ける技術
◆今日は福田 稔さんの「難関資格が働きながらラクラク取れる勉強法」から、「勉強を続けるコツ」を学びます。
福田さんは、中小企業診断士や宅建、社労士等の資格をお持ちで、専門学校の講師だった経歴もあるお方。
表紙はピンクですが、ご本に書かれている内容は、私たち受験生にとって納得のいくものだと思います。
●10分で何ができるか考える
◆働きながらの受験生活で悩むことの1つが「勉強時間の確保」。
そんな声に、福田先生はこう言われます。
もちろん、復習する対象となる勉強はしなくてはなりませんが、この「復習の仕組み化」は、効果がありそうです。たかが10分、されど10分。
たとえ10分勉強するだけでもその効果は十分(笑)あります。
たとえば「サンドイッチ勉強法」。
詳細は拙著「いつも目標達成している人の勉強術」(明日香出版)をお読みいただければと思いますが、寝る前に今日の復習を10分、朝起きたら前日の復習を10分、わずか10分、そんな時間をとるだけで記憶の定着にバツグンの効果を発揮するのです。
●細切れ時間を活用する
◆多くの方からも言われているように、働きながら勉強する人なら「細切れ時間の活用」の有無が、勝敗を分けます。
皆さんは、「税理士試験に合格する」という目的があるわけですから、当然細切れ時間をムダに過ごすことはないと思いますが。今、10分のスキマ時間ができたとします。
そんなとき、すぐに本を開き、読み始めるAさんとただボーっとしているBさん。
その違いは何からくるのでしょうか?
時間を有効に使おうとする意識の差ですか?
もしそうだとしたら、その意識の差は何からくるのでしょうか?
答えは、「やりたいこと」があるのか、ないのかの違いです。
言い換えれば、「目的」の有無です。
●まずは「始める」ためのコツから
◆「続ける」以前に、まだ「始められない」人もいらっしゃるかも。
それは専門学校に通うことだったり、受験そのものだったり。
そんな時には、とりあえず「始めること」からスタートします。
本書で例として挙げられているのが、「10分だけ早起きして勉強する」。まず「始める」ためのコツは、目標は小さく、達成期間は近くに設定し、その達成に向け、小さなアクションを起こしてみることです。
早起きはつらいですし、勉強も楽ではありません。
でも「10分だけ早起きして勉強する」ならできるかも。
できるところから小さく始めるのがコツなんですね。
◆この本は、他にも講師経験のある方ならではのアドバイスが色々あり、特に働きながら勉強されている方なら得る部分が多いと思います。
タイムマネジメント、スキルマネジメント、メンタルマネジメントといった章もあり、ビジネスパーソンの自己啓発的な勉強にも応用可能かと。
【資格取得!】「難関資格が働きながらラクラク取れる勉強法」福田 稔
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