2009年06月15日
◆6種類のマーキング法
◆今日は、大原の公認会計士試験講座のカリスマ講師、多田健次さんの著書、『資格試験の合格技術』からマーキング法について学びます。
専門学校では、各講師ごとにマーキングのやり方が違うとは思いますが、ご参考まで。
6つ全部だとネタバレになっちゃいますので、いくつか抜粋してみます。
■重要赤マーカー
◆重要なところに赤マーカーを引くのは、皆さん大体同じですね。超重要項目、必須暗記項目には「赤蛍光マーカー」を使います。マーキングの方法は、文字や文章の上にマーカーを引いてしまう場合と、四角や丸で文章全体を囲んでしまう場合があります。基本的な使い分けは、文章が短い場合は前者、長い場合は後者と考えてください。
■タイトル青マーカー
◆一応「タイトルのみ」という縛りがあると、応用理論等で「落とせない柱」を挙げる際には良さそうです。「青蛍光マーカー」は、テキストをパラパラとめくりながら、全体像を早くつかみたいときに利用します。
大タイトルは元々かなり目立つものなので、中タイトルもしくは小タイトルにのみ青のマーカーを引いていきます。
■赤&青アンダーライン
◆私の場合は、基本的に「多色使い」だったので、「2色だけ」だとちょっとキツいです。文章や文字の下に赤と青のボールペンで線を引いていきます。赤は重要、青は中程度という位置づけです。ただし、本当に目立たせたい場合や超重要と判断した場合はマーカーを使ってください。焦点をぼかさないために2色しか使わないので、単調にならないように直線だけでなく、波線、点線などをうまく使ってテキストに変化をつけましょう。
ただ、それは理論暗記の話であって、テキストは結構、先生の言われたとおりにおとなしく「赤」「青」「黄」の3色でやっていたような。
また、波線や点線を引く場合は、キチンと意味を持たせる必要があるみたいです(詳細は本書を)。
■消去斜線
◆これは税理士試験では、ついぞや習ったことがなかったです。テキストや問題集の中には、1回だけ目を通しておけばもう十分といった内容も含まれています。こういうものは、繰り返し読む必要はありませんので、鉛筆でその箇所やページ全体に斜線を引いてしまいましょう。
なるほど、こうしてしまえば、読む必要がなくなるので、時間が節約できそうですね。
ただし、そういうカットした部分から出るんじゃないか、という不安をいつでも抱えちゃう方にはお薦めできないかも。
◆この本は、会計士試験講師である多田さんがお書きになったものなので、どうしても会計士試験のフォーマットにひきずられている部分はあります(というか、税法丸暗記の税理士試験が特殊なんですが)。
ただ、昨今の「何となく勉強したい」という社会人が読むような、ライトな勉強本と違って、かなりディープな内容なので、税理士試験を受験されるような方にとっては、レベル的に丁度いいと思います。
後は、税理士試験のフォーマットや、自分のスタイルに適切にアジャストしていけば宜しいかと。
参考:【ガチ系勉強本】「資格試験の合格技術」多田健次
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