◆ドミニクシステムとは?:管理人の記憶法で◆ドミニクシステムとは?を解説!



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2007年10月17日

◆ドミニクシステムとは?

◆今日は、記憶法に関する話題をお送りします。

先日読んだのが、「Mind パフォーマンス Hacks」という本。

純粋な勉強本ではないものの、脳の仕組みや記憶に関する話題が豊富でなかなか面白かったです。

その内容から、今回は「ドミニクシステム」というものをご紹介します。



「ドミニクシステム」とは、世界記憶力コンテストチャンピオンであるドミニク・オブライエンの考案した記憶術で、簡単に言うと、数字を特定の文字(アルファベット)、そして記憶しやすい人物名のイニシャルに結びつけて記憶するものです。


まずは、数字をアルファベットに対応させます。

1…A 2…B 3…C 4…D

5…E 6…S 7…G 8…H

9…N 0…O



この組み合わせを使うと、00〜99の数字(1桁の数字の10の位には0を入れる)それぞれに、アルファベット2文字が対応することになります。

そしてそれを人名(有名人が望ましい)のイニシャルとみなすのです。

さらに、個々の人物についての「いかにもありそうな」「その人らしい」物語、場面を思い浮かべます。

たとえば、数字"15"は"AE"に対応するが、AEというイニシャルを持つ人物としては、Albert Einstein(アルバート・アインシュタイン)がいる。アインシュタインなら、黒板に何やら書いている場面などが「その人らしい」と言えるだろう。

そして例えば、4桁の数字を覚える場合には、一人目のイニシャルの人物が、二人目の人物のような行動をとっているところを思い浮かべるのです。

例:1462=ADSB=Jesus Christ(イエス・キリスト、AD(西暦)からの連想)/Sandra Bullock(サンドラ・ブロック、映画「スピード」で有名な女性)

イエス(AD)はバスに飛び乗り、荒っぽい運転でその場を去ろうとする(SB)


◆どうでしょうか?

最初はちょっとなじみにくいと思いますが、人と、その行動に結びつけるというやり方は、実は合理的です(記憶の手がかりとしては「物」より「人物」の方が優れているらしいです)。

税理士試験で数字を覚える機会というのは、それほど多くはありませんが、一般的な語呂合わせとともに、このようなやり方も応用してみる価値はあるかもしれません。


Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―
オライリージャパン
夏目 大(翻訳)
発売日:2007-08-25
おすすめ度:4.5


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