2007年09月27日
◆レバレッジ記憶法とは
●概略
ただ、本田さんのやり方はちょっと違います。
●1回転目:まずは通読する<理解度20%>
・最初は全体を俯瞰することが目的
・ただし、最初に参考書を分割し、時間の割り当てを決める
・「重要なところ」に色ペンで線を引きながら読んでいく
・区切りがついたところで、必ずそこに該当する過去問をやる
◆ここで大事なのが、過去問を解くこと。
記憶を定着させるには、インプットとアウトプットをセットすることが肝心であり、勉強では、「暗記+考える」という作業が必要になるからです。
●2回転目:「覚えにくいもの」をあぶり出す<理解度50%>
・全体の半分以上は理解することを目標に、前回とは違う色のペンで線を引きながら読む
・1回目で覚えられたところはそのまま読むだけにする
・過去問を解く作業は同じ
◆ここでは、1回転目で覚えられなかったところを潰していく作業になります。
色を変えることにより、2色のチェックがついているところは、さらに覚えにくいということ。
なお、読むスピードは、1回転目より速めにします。
●3回転目:「重要かつ覚えにくいもの」を絞り込む<理解度80%>
・2回転目よりさらに速いスピードで読む
・「2色で線が引いてある部分」のみ拾い読みしても可
・これでも覚えにくい部分をさらに違う色のペンで線を引く
◆ここで「3色の線が引かれた部分」は、非常に覚えにくいところ、と言うことになります。
そこが自分にとっての「弱点」なわけですから、次にここを中心に潰していきます。
●カード勝ち抜き戦<理解度98%>
・上記で残った「覚えにくいもの」をカードに落とし込んでフォローする
・覚えられなかったものを単語カードに書き、スキマ時間や通勤・通学時間等を利用して見る
◆要は「レバレッジ記憶法」とは、このカードに落とし込むための「抽出作業」ということ。
税理士試験勉強でも、たまに、いきなりカードやノート作りをしてしまう方がいますが、本来、このような「選抜作業」を行ってからすべきです。
安河内哲也先生がおっしゃるところの、『「作業」と「勉強」は違う! 』ということですね。
◆なお、この本自体は、「リターンがある勉強」を推奨されており、そういう意味では「税理士」という資格は、もろに「リターン」に直結するものですから、得るところはあります。
また、時間の管理方法やスケジューリングについても読んでおきたいところです。
ただし、「個別理論の丸暗記」という極めて特殊な(?)作業の特効薬としては難しいかもしれませんので、あしからず。
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◆「3回繰り返す」というのは、先日ご紹介済みの「もっと効率的に勉強する技術!」でも出てきましたね。レバレッジ記憶法とは1冊の参考書を3回繰り返し、記憶しづらいものを抽出し、頭に刷り込む記憶法です。
ただ、本田さんのやり方はちょっと違います。
●1回転目:まずは通読する<理解度20%>
・最初は全体を俯瞰することが目的
・ただし、最初に参考書を分割し、時間の割り当てを決める
・「重要なところ」に色ペンで線を引きながら読んでいく
・区切りがついたところで、必ずそこに該当する過去問をやる
◆ここで大事なのが、過去問を解くこと。
記憶を定着させるには、インプットとアウトプットをセットすることが肝心であり、勉強では、「暗記+考える」という作業が必要になるからです。
●2回転目:「覚えにくいもの」をあぶり出す<理解度50%>
・全体の半分以上は理解することを目標に、前回とは違う色のペンで線を引きながら読む
・1回目で覚えられたところはそのまま読むだけにする
・過去問を解く作業は同じ
◆ここでは、1回転目で覚えられなかったところを潰していく作業になります。
色を変えることにより、2色のチェックがついているところは、さらに覚えにくいということ。
なお、読むスピードは、1回転目より速めにします。
●3回転目:「重要かつ覚えにくいもの」を絞り込む<理解度80%>
・2回転目よりさらに速いスピードで読む
・「2色で線が引いてある部分」のみ拾い読みしても可
・これでも覚えにくい部分をさらに違う色のペンで線を引く
◆ここで「3色の線が引かれた部分」は、非常に覚えにくいところ、と言うことになります。
そこが自分にとっての「弱点」なわけですから、次にここを中心に潰していきます。
●カード勝ち抜き戦<理解度98%>
・上記で残った「覚えにくいもの」をカードに落とし込んでフォローする
・覚えられなかったものを単語カードに書き、スキマ時間や通勤・通学時間等を利用して見る
◆要は「レバレッジ記憶法」とは、このカードに落とし込むための「抽出作業」ということ。
税理士試験勉強でも、たまに、いきなりカードやノート作りをしてしまう方がいますが、本来、このような「選抜作業」を行ってからすべきです。
安河内哲也先生がおっしゃるところの、『「作業」と「勉強」は違う! 』ということですね。
◆なお、この本自体は、「リターンがある勉強」を推奨されており、そういう意味では「税理士」という資格は、もろに「リターン」に直結するものですから、得るところはあります。
また、時間の管理方法やスケジューリングについても読んでおきたいところです。
ただし、「個別理論の丸暗記」という極めて特殊な(?)作業の特効薬としては難しいかもしれませんので、あしからず。
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