2007年05月14日
◆「記憶の達人」から学ぶ記憶法(その2)
◆前回申し上げたように、本書の形式は、保坂先生が、「記憶の達人」たちに行ったインタビューを基にして書かれています。
今回も「円周率4万桁記憶」で有名な友寄英哲さんの記憶法のポイントを。
●成功したイメージでやる気を引き出す
『4万桁の最後の数字は「1」であることがわかったので、39,999桁まで言えたら、「最後は1です」と言ってしめくくろうと心に決めた』
『6年間のトレーニング中、何度も何度もその一言を言う場面のイメージを思い起こし、やる気を奮い立たせた』
⇒成功のイメージは「人それぞれ」でいいわけで、ちなみに友寄さんの場合は「最後は1です」と言いたいがために、頑張れたそうです。
税理士試験を受験するあなたの場合は、「官報に名前が載っているのを見つける」というのでどうでしょうか?
●集中力をつける訓練をする
『興味』→記憶する対象に興味を持つこと
『競争』→競争する相手をみつけること
『緊張感』→ノルマを厳しく、時間を短くする
『環境』→適度な温度や音楽(雑音)の中でやる
『心』→いやなこと、不安の材料は忘れてしまう
『体』→体調が悪いときは思い切って休む、満腹時、空腹時を避ける
⇒さらっと列挙してしまいましたが、本来、一つ一つ掘り下げたらかなり長くなりそうな「キモ」ばかりですよ、コレ。
全部は無理でも、できるものから取り入れていきたいものです。
●「必ず思い出せる」と確信する
『ハッキリ記憶した事なら、度忘れしても必ず思い出せる』
『思い出せなかったら、リラックスして「スラスラと思い出しているイメージ」を描く』
⇒友寄さんのオススメのリラックス法は「自分の今まで体験した中で、一番幸福だと感じた場面を思い出す」ことだそうです。
当然、事前に決めておいて、模試や全統等の緊張しそうな場面で試しておくとよいでしょう。
◆2回に渡ってお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
さすがに、記録に挑戦する人のやり方は、ちょっと違うな、と思った自分。
本書は他にも「記憶の達人」が登場しますので、また機会をみてご紹介してみます。
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