2007年03月19日
◆合格体験記から勉強法を学ぶ(その2)
◆前回ご紹介したTYさんの残りの部分です。
■理論サブノートへの書き込み
『理論で図解・図表化できる部分は、全て理論サブノートに図を書き込んだ』
◆計算でテキストに図を書くケースは多いですが、この方の場合、理論でもそうなさっていたのが勝因の一つかもしれません。
もちろん、税理士試験の本試験の理論問題の解答で図を描くことは絶対ないのですが、暗記(又は理解)する段階で図を描くことにより、その図がフックとなって思い出すことが容易になる、ということはありえます。
◆先日ご紹介したマインドマップもそうですが、税理士試験の理論問題は、基本的に一字一句暗記する以上、その全てをマップや図にすることは不可能です。
要は、一旦頭の中に格納した「一字一句暗記した理論」をいかにアウトプットするか。
そのための「思い出す手段」(想起方法)を皆さん色々な工夫をしているわけですね。
私の場合は、「多色使いによるマーキング」だったわけですが。
■その他の工夫
『間違いノートを作らず、テキストの該当部分に付箋を貼り、マークをしていた』(計算)
『やる気が出ない時は、徹底して1秒たりとも勉強をしなかった』
◆前者については、徹底的に「『作業』ではなく『勉強』をする」というやり方ですね。
あまり何度も間違えるようですと、テキストが書き込みや付箋だらけになりそうですけど、「間違いノート」の目的は十分に果たしています。
◆また、後者については、以前ご紹介した「作業興奮」とは相反しますが、この方の場合、恐ろしいほどの集中力をお持ちのようだったので、メリハリがきいていたのではないかと推測されます。
徹底して「モチベーションが高いときに集中してやる」タイプの方とお見受けしました。
この辺は人それぞれなので、自分に合った方法を取り入れると良いと思います。
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