2006年11月30日
◆エビングハウスと復習のタイミング
◆今日は勉強法として、「復習のタイミング」についてお送りします。
前回の記事で「記憶してから1ヶ月がデッドライン」というお話をしましたが、それについて、もうちょっとだけ突っ込んだ内容をご説明しようかと。
どうも、最初にこの期限について言及したのは、忘却曲線で有名なエビングハウスらしいです。
(注)忘却曲線について簡単に説明しますと
『記憶したものは、「最初の4時間でほぼ半分を忘却し、残りを少しずつ忘れる」という幾何級数的な曲線を描く』
というものです。
◆また、エビングハウスは、忘却のタイミングと同時に、「復習による忘れにくさ」についても研究しています。
それによると、テストの被験者たちに、何日か間をあけて同じものを暗記させ、テストを行なうと、「1回目より2回目の方が、忘れにくくなっている」事が判明したのです。
さらに「2回目より3回目の方がさらに忘れにくくなっている」事も明らかにしましたが、そんなことは、税理士試験の理論暗記をなさっている皆さんにとっては、半ば常識的ですよね(笑)?
◆この事からわかる事は次の2点です。
1.実際には
「忘れたのではなく、思い出せなくなっていた」
だけである
2.復習を繰り返す事は、記憶にとって重要である
◆エビングハウスは復習の間隔についても調べているのですが、その結果「1ヶ月以上空けてしまうと、2回目のテストを行なっても結果が変わらない」という結論に達しました。
ここから「デッドラインは1ヶ月」という説が導き出されています。
(続く)
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どうも、最初にこの期限について言及したのは、忘却曲線で有名なエビングハウスらしいです。
(注)忘却曲線について簡単に説明しますと
『記憶したものは、「最初の4時間でほぼ半分を忘却し、残りを少しずつ忘れる」という幾何級数的な曲線を描く』
というものです。
◆また、エビングハウスは、忘却のタイミングと同時に、「復習による忘れにくさ」についても研究しています。
それによると、テストの被験者たちに、何日か間をあけて同じものを暗記させ、テストを行なうと、「1回目より2回目の方が、忘れにくくなっている」事が判明したのです。
さらに「2回目より3回目の方がさらに忘れにくくなっている」事も明らかにしましたが、そんなことは、税理士試験の理論暗記をなさっている皆さんにとっては、半ば常識的ですよね(笑)?
◆この事からわかる事は次の2点です。
1.実際には
「忘れたのではなく、思い出せなくなっていた」
だけである
2.復習を繰り返す事は、記憶にとって重要である
◆エビングハウスは復習の間隔についても調べているのですが、その結果「1ヶ月以上空けてしまうと、2回目のテストを行なっても結果が変わらない」という結論に達しました。
ここから「デッドラインは1ヶ月」という説が導き出されています。
(続く)
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